保護者運営の学童保育の大変さ
大変大変と言っても何が大変か?
保護者運営の学童がない地域の人にはピンと来ないと思います。
私もイベント時のお手伝いが他より多い程度?と甘く考えていました…
さいたま市の保護者運営の学童の大変さについて、
NHKで取り上げられたことがあるようです。
放送から6年経っていますが、負担は全く軽減されていません。
私は、1年生の保護者という、学童内でも一番負担の軽い立場でしたが、
月々の保護者会に加え、学童の総会、夏祭り、清掃作業、祭り、議員シンポジウムetc…
平日休みや土日出勤時に早退したりして、何とか全うできました。
(学童の会に出るために、休日に託児を依頼して出席するということもありました)
役員になると、拘束時間は倍以上になります。
一体何が負担なのか?役員は未経験なので、聞いた話ですが、
- 学童の新設・移転・分割の年に当たると、自分たちの手で物件探し・交渉・基準を満たすための改装工事の手配を行わなければならない。
- ↑補助が十分にないため、安いところしか探せず、該当物件が少なく苦労する。
- ↑しかも、賃貸物件の連帯保証人も保護者がするらしい…orz
- 近隣トラブル(騒音など)に対応しないといけない。
- 指導員やパート指導員の採用活動をしないといけない。
- 小学校の体育館・校庭を借りるための手続きや、役所へ提出する書類を作成しないといけない(公設学童なら不要な作業では!?)。
- 学童の利用料未納家庭への催促や、学童内のトラブルについて、解決しないといけない。
- 学童内だけの活動にとどまらず、外部団体との活動もしないといけない。
※他にも「学童 保護者負担」でググるといろんな事例が出てきます
これが全部、本業を持っている保護者(学童運営に関しては素人)が、無償でやっています。
私は、とてもじゃないけど、自分が役員として責任を持って活動できないし、
逆に子供を預けるのも怖いと思いました。
プロ(市町村とか社会福祉法人とか株式会社とか)が運営する保育園・学童でも、事故は起こりえます。
何も問題なければいいのですが、重大な事件や事故が起こったとき、保護者運営だと一気に破綻する気がします。
さいたま市は「公設学童は作らないので民設学童を応援します!」と言っているけど、
大きなトラブルが起こってしまったとき、矢面に立って解決してくれるのか?
おそらく、委託先のやったことですので、、、としらんぷりなのでは?
責任取りたくないから保護者に丸投げしているのか!?と疑っています。
東京都江戸川区は、保護者の就労有無にかかわらず、全員を受け入れる学童を整備しました。